津田美智代の芯体操 Shin Experiences

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2024年1・2月合併

芯体操の本質に迫る
                    芯体操代表 津田美智子


                     

 芯体操の運動は、必ずと言ってよいほど、私の感覚に訴えた曲のみを使って生み出した動きです。勿論、動きができて合う曲を探すこともありますが、舞台で発表してきた多くの作品は曲との出会いがあって自然に振り付けたことが多かったのです。素晴らしい曲との出会いは素晴らしいアーティストとの出会いでもありました。その方の人生を思うとその方の人生の中で唯一無二の作品だったかもしれません。そんな出会いを与えられ、自分が振り付けた作品として残すことができたことは本当に有難く幸せなことでした。その動きの全ては、今や健康体操としての数々の手段として息づいているのですから・・・・
 何度も例としてお話していますが、『世界に一つだけの花』の振り付けは、自分のからだが動かせなくなった頃に、お教室の存続のための運動として、インストラクター全員にお伝えした作品でしたが、完璧な運動としてみなさまにお勧めの運動となっております。
 舞台作品は、ストーリー性のある曲が多いので振り付けはどんどん展開していきますが、「世界に・・・」のように、私自身が動けないときに必要とした運動でのイメージが全部収まっていますので是非、学んで頂きたい作品のひとつです。この曲のゴム使いと、お手玉体操は、どんどん発展していますので、これらは作品というよりもからだの機能を高めるための、手段として活躍している種具です。呼吸法や関節・骨・筋肉を使ってのからだづくりを目指しています。呼吸法を学びながら大切なのは、からだの細部に至ってリズムで動かせるようにがんばりたいですね!
 そして、2020年頃から始まったコロナ禍の日々、お教室休止中に出会った 『パーフェクト』 の曲が、私のからだの中に宿っているものを揺さぶりました。毎日何時間か聴きながら全身全霊で静かに呼吸していました。呼吸に合わして手、腕を動かし続け、曲に導かれるように脚を引き伸ばし、全身状態で安座ポーズに始まり、安座ポーズで終わりました。全てが静かに収まり無限の世界に誘(いざな)われたのでした。この曲は決してパターン化されているものではなく、動きを繰り返しているのではありません。精神を高めてくれる素晴らしい出会いがあったのです。言葉では表現できない感動が溢れました。早速、勉強会でインストラクターに伝えました。座位ポーズと立位ポーズの表現することは、少しの違いでも実は、大きな違いがあります。それぞれの表現していることは、大きく変わります。そこまで楽しんでくだされば嬉しく思います。
 只、私にとっては、大変な問題が発生しました。それは、みなさまと対面して動くことで、表現が狂ってしまうことです。右から始める場合、鏡体操するために左から始めますと、微妙に振り付けが変わるので集中できなくなることです。それほど、曲とのコラボは難しいのですが、正解は一つなので永遠に狂ってしまうことに・・・後ろ向きでは伝えられず、対面でも伝えられないという最大の悩みです。それほど繊細な 『パーフェクト』 であります!

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